発生 骨格の形成

膜性骨化と軟骨内骨化は↓を見てください。

http://d.hatena.ne.jp/dekaidecay/20090712/1247406382


膜性骨化であろうと、軟骨内骨化であろうと、間葉から骨化は起こる。

1.椎板が間葉になる。
体節分化の分子的制御で出てきたパターン。もしくは、胃の上にも蛙2の皮板・筋板・椎板について を参照。
沿軸中胚葉が体節を作り、その体節の腹内側が脊索の方へ移動。それを、椎板という。
椎板は間葉という疎生結合組織であり、それが分化。脊柱とか、神経頭蓋(頭蓋の脳の部分)の後ろ側、肋骨は、このパターン。


2.神経堤が間葉になる。
神経堤細胞が、鰓弓や顔面領域に、中脳や菱脳から移動する。移動した神経堤細胞が、間葉になって、そこから骨化。頭蓋の前半分は、このパターン。

3.体壁側中胚葉が間葉になる。
側板中胚葉からも骨が出来る。四肢の骨や長骨はここから形成。


場所から考えると上に書いたように3種の骨格形成があるが、
骨化の仕方は膜性骨化と軟骨内骨化の2種。

・膜性骨化は、頭蓋骨などの扁平骨・下顎骨・鎖骨など。
・軟骨内骨化は、四肢骨・椎骨など。

出来る軟骨には、2種類あって、

・永久軟骨
・成長軟骨